

やっぱり、新聞はいい。特に日曜の新聞はいい。
慌ただしい平日とは違って、こちらにも気持ちの余裕があるから、活字を楽しむことができる。
活字はいい。この歳になって初めて目にする字でも、感激を持って受け入れられる(ネットだと誤字じゃないのかなんて疑ったりして)。つまり、信頼感があるのよね、活字には。
今日は、紙面で二人の女性に出会った。
高村薫さん 小説家
“定家と巡る幽明のあわい”をテーマに、時空を超える音と響きに包まれた、不思議な読み心地の小説「墳墓記」を執筆。主人公は末期の夢で自分を縛るものを知り、解放される。「いい死に方だと思いません?」。自身もまた自由。「目の前に来たものは何でも捕まえる。新しいことをやっていたい」と涼やかに語る。
よみうり堂 著者来店 西田朋子
山口有紗さん 児童精神科医
例えつらい思いをしたとしても、子どもたちが信頼できる誰かとつながる安心感の中で傷を癒し、豊かに育っていけるよう願っています。そのためには、子どもたちの声を本当の意味で「聴く」ことが必要です。子どもに関わる全ての人々がつながり、学び合うことで、一人でも多くの子どもの声を聴ける世界を、子どもたちと共に作っていきたいと思います。
あすへの考 【児童・生徒どう寄り添う】
【あわい】定義
- 物と物のあいだ。また,あいだの距離。ま。”下町の雑沓する巷と巷のあわいに挟まりながら / 秘密潤一郎”
- 時間と時間とのあいだ。時間的隔たり。”帝相崩之下に四十年ばかりあわいがありて / 史記抄2″
- 人と人の間柄。相互の関係。”珍しげなきあわいに世の人も思ひ言ふべき事 / 源氏物語乙女”
- 色の取り合わせ。配色。”山吹・紅梅・薄朽葉,あわいよからず / 堤中納言物語貝あはせ”
- おり。形勢。”あわい悪しかりければ引くは常の習なり / 平家物語11″

【全知全能】
知らないことは一つもなく、できないことは何もないということ。すべてのことを知り尽くし、行える完全無欠の能力のこと。
【大所高所】
個々の細部にとらわれない大きな観点のこと。偏見や私情を捨てた広い視野をいう。
【自問自答】
自らに問いかけて、自ら答えをいうこと。納得がいかないことや疑問を、自分自身で、反芻はんすうすること。
【有象無象】
数は多いが、種々雑多なくだらない人や物。ろくでもない連中のこと。多くの人々を卑しめていう。
今日の漢字クイズは参議院選と都議会議員選を意識した秀逸作品。
「全知全能の神様じゃあるまいし、大所高所からちゃんと見ているか、自問自答しなさいよ。結局、みんな有象無象なんだよね。」
川の事故が増える季節がやってきました。
兵庫県姫路市で18日、男子中学生1人が川に流され、搬送先の病院で死亡が確認されました。気温が上がり、水場で遊ぶ機会も増えるなか、水難事故が増える恐れがあります。
去年の水難事故は過去最多 背景に気候変動も
去年2024年に発生した水難事故の件数は1535件、水難者は1753人です。そのうち死者・行方不明者は816人でした。いずれも過去10年で最多です。死者・行方不明者のうち28人が中学生以下で、河川での水遊び中がおよそ6割を占めました。気候変動による夏の長期化で水難事故が多くなっているという見方もあります。
川遊びの注意すべき点 急な増水の危険性も
他の水遊びと比べて、川では特に注意すべき点がいくつかあります。 ●急な増水 今いる場所が晴れていても、上流で雨が降ると急に増水することがあります。 ●浮き石 浮き石に乗って遊ぶとバランスを崩して転倒する危険性があります。 ●流れの急変 流れが穏やかそうな場所でも、地形や川底の状況によっては複雑な流れが発生していることもあります。川の事故の多くは、穏やかそうな流れの中で発生しています。 ●水と陸の境界が不透明 草で見通しが悪いと、陸地と水面の境目がわかりにくくなっています。 ●中州の水没 中洲で遊んでいるときに増水すると、水没する可能性があります。
もし流されたら! もしものときのチェックポイント
子どもの水難事故を防ぐためには、子ども1人で水遊びをさせず、危険な場所を把握して目を離さないようにすることが重要です。流されないよう、大人があらかじめ子どもの下流側に立っておくようにすることも大事です。もし流されてしまったら、次のことを心掛けてください。 ・立とうとしない ・元いた場所に戻ろうとしない ・流れの穏やかな場所へ。
ABCニュース:2025.6.19



今日の健康体操部活は、布草履づくり。
島田春子先生を招いて、本格的なマイ布草履に挑戦です。
「昔藁草履をよく作っていたよ」と言われる方もいて、「ご飯ですよ」、「おやつですよ」の掛け声にも、なかなかテーブルの上が片付きません。
みんな、わいわいガヤガヤと楽しく、頭と指先を使うことに集中していました。
地道にこつこつ、出来上がり目標は秋風の吹く頃、ということで。

夏休みが近づく。
50万円の「夏合宿」が売り出され、100名定員を上回る応募数だという。
こちら、進学塾が実施する、「詰め込み学習合宿」だ。
少子化にもかかわらず、お受験熱が下がらないのはいったいなぜ。この先もずーっと学歴社会が続くと思っている親がたくさんいるってこと。
コンクリートに詰め込まれて、エアコンがんがん効かせて、SNSで親から見張られて、これじゃあ、まさに人間の皮膚を持ったAI養成講座。シンギュラリティ※注がもうすぐそこまで迫っているという時代に、まだ子どもの頭に知識だけを詰め込もうとしている親たち。
すでにシンギュラリティは訪れたか。
せっかく奇跡的にこの世に生まれてきた子どもたち。家族のために、地域のために、国のために、地球のために、目標を掲げて、人間らしく、どう自己実現していくかを教えないと駄目じゃないですか。
そのためには、まず、この自然界に生を受けたことに感謝すること。
みんな、旭にいらっしゃい!
海、山、川、田んぼ、畑、牧場、花、木、虫、鳥、魚、猫、犬、ヤギ、牛、子ども、大人、雨、風、空、太陽、月、星、コンクリートの中にはないものが全てある。
にっぽんの子どもたちよ、旭にいらっしゃい!
地球の子どもたちよ、旭にいらっしゃい!
旭で「合宿」しよう‼
※シンギュラリティ:汎用型AIが実現すれば、AI自身が新たなAIを開発し、自己進化を加速させることが可能になります。この「自己フィードバック」の連鎖によって、AIの能力は爆発的に向上し、人間の知能を遥かに凌駕する瞬間が訪れる――これがシンギュラリティの本質です。
