この葉っぱの縮れたほうれん草を初めて食べた時、その濃さと甘さにびっくりしました。その美味しさの理由を聞いて、納得です。
ちぢみほうれん草はハウス栽培ではないので冬の寒さや霜、雪に当たることも多く、寒さから身を守ろうとします。これは白菜など、冬に旬を迎える野菜も同じで、寒さから身を守るため、体内の養分を凝縮し、でんぷんなどを糖質化して育つからです。
その結果、寒さに当たることで糖分が増え、肉厚になったちぢみほうれん草は、普通のほうれん草よりも甘みが強く濃厚な味わいになります。
「砂糖水は凍りにくい」。理科で習った通りです。冬の野菜はそのことを知っているのです。自然って偉大です。
厳しい季節にあってなお、力を蓄え成長していく。自然に教えられることは多いですね。
あれからもう27年になるんですね。
あの日、早朝の保育園で、「ご両親は大丈夫ですか」と職員に聞かれてはじめて神戸で大きな地震があったことを知りました。当時私の実家は神戸だったので、すぐに電話を試みましたが全く繋がらず、とても心配したのがつい昨日のことのようです。
議員になってから、防災・災害対策の視察に神戸へ。阪神・淡路大震災を後世に伝え、”防災・減災の世界的拠点”となることを目的に創設された施設「人と防災未来センター」では、大震災を模擬体験し、恐怖に震えました。
そして、阪神・淡路大震災から16年後の2011年には東日本大震災が起こり、10年余りたった今も、東北だけでなくこの旭市にもその爪痕が残っている状況です。
私たち人間にとって自然界がもたらすものは常に想定外。巨大な自然災害の前に、私たちはどう備えたらいいのか。答えを見つけるのは不可能だと思います。しかし、少なくとも、私たちが知るこの二つの大震災のことを決して風化させてはいけない。伝え続けていかなくてはならないと思うのです。
南太平洋・トンガ沖で15日、海底火山の大規模噴火があり、同日夜から16日にかけて、日本列島の太平洋沿岸で潮位が上昇する大きな変化を観測した。千葉県防災危機管理部によると、太平洋岸から東京湾沿いの銚子―館山―富津の18市町村に津波注意報が発令され、13市町村が避難指示を出した。市町村が開設した避難所には、4市町で最大58世帯の60人が避難した。同日正午までに人や住宅への被害は確認されていないが、大学入学共通テスト会場の城西国際大学(東金市)は、交通機関の遅延によりテストの開始時間を1時間遅らせた。
千葉日報
旭の海っぺりに住む私を心配して、友人や娘から安否確認のメールや電話が殺到。「どこに避難しているの?」と、こちらが驚くような問い合わせまで。 「避難指示」が出ていると報道されたからでしょうが、こちらは海も見渡す限り何も異変がない中での問い合わせに、逆にびっくりしたのでした。
しかも、「避難指示」は出ていても、市が避難所を開設していたわけではありません。
「防災あさひ」に記載された、「海岸から離れてください」と「海岸堤防より海側は危険ですので、海岸には近づかないでください」が、どうやら「避難指示」のことらしいです。
これではちょっと混乱してしまいますね。今後本当に避難しなければならない時を逸してしまう事態にならないように、対策を立てるべきだと思います。
玉﨑神社の新年礼祭に参列しました。
清とした祭殿に響く神主の祝詞。雅楽の音色に合わせて静かに舞う舞姫。この厳かな神事が脈々と伝えられてきたことに感動を覚えるとともに、これを次世代に繋げていこうという人たちの覚悟に、身の引き締まる思いでした。
「積土成山」。
こういう気持ちで臨まなければいけないのだけれど、何事も。