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活動報告一覧

今日の主なニュース:4位・45.5%・初めて

今日本で起こっていることの数字は、日本の将来を予測させる。さあどうする。

・2023年の名目国内総生産(GDP)で日本がドイツに抜かれ、世界4位に転落することがほぼ確実になった。米ドル換算で比べるため、日本のGDPが円安で目減りする一方、ドイツは大幅な物価高でかさ上げされることが要因だ。ただ、長期的にドイツの経済成長率が日本を上回ってきた積み重ねの結果という面もある。

・18歳から25歳までのいわゆる「Z世代」で未婚で子供もいない人のうち、「将来結婚したくないし子供もほしくない」と考える人が36・1%に達した。「将来結婚したいが子供はほしくない」との答えも9・4%あり、合計45・5%が子供を持たない将来を描く。

・日本航空(JAL)は17日、鳥取三津子取締役専務執行役員(59)が社長に昇格する人事を発表した。鳥取氏は客室乗務員(CA)出身で、CA出身者の社長就任は初。女性社長も初めてとなる。

阪神大震災から29年
平成7年1月17日午前5時46分に止まったままの時計:2016.10.13撮影

6434人が犠牲になった阪神大震災は、今日で発生から29年になる。16日夕から始まった追悼行事では、集まった人たちが、震災の犠牲者を悼むとともに、能登半島地震の被災地に思いを寄せたそうだ。

29年前、実家が神戸にあったので、安否確認が取れないことに本当に気を揉んだのが、つい昨日のことのようだ。時が経つのは速く、人は忘れ易く、学びを生かすのは難しい。

今日、追悼行事会場では、能登半島地震が起きた午後4時10分にも黙とうがささげられる。

「獺祭」と震災

1日に発生した能登半島地震を受け、日本酒「獺祭(だっさい)」の蔵元である旭酒造(山口県岩国市)は、被災地の石川県に対し災害義援金として1億円を10日付で寄付したと同社のウェブサイトで公表した。今後、被害の状況によって追加の支援も検討するという。

 同社は寄付の理由について「お酒というのは社会と常に共にあり、社会が支えてくれているからこそ酒蔵は存在しています。そんな私どもとして何らかの形で社会への恩返しをするべきと判断し、寄付させていただきました。被災された方々が一刻も早く平穏な暮らしを取り戻せることを願っております」と説明した。


 旭酒造はこれまでも、東日本大震災や熊本地震の被災者、新型コロナに関わる医療従事者への支援などのため、2013年から23年までの間に計4億6千万円を寄付してきたという。同社はこれらの寄付について「獺祭をご購入頂いた皆様のお金であり、皆様に御支持頂いたからこそこういった形で社会に恩返しができた」としている。

私は、2011年東日本大震災の折に、偶然にも「獺祭」というお酒があることを知った。そして今回、なぜ旭酒造が作るお酒が世界の人々に好まれるのかがわかった。

日本が試されるTKB
トイレトレーラーを派遣した大泉町は人口42,000人弱の町

イタリアは、海に面し、国土に高山を抱え、地震、火山、雪崩、洪水と、日本に似て自然災害が多い。避難所のカギはTKBだという。

▼清潔なトイレ(T)、温かい食事を作るキッチン(K)、寝起きしやすいベッド(B)。避難所の国際基準だそうだ。家族で過ごせるテントも備え心身の健康を保ち、健康被害や死亡者を減らす。

2016年の熊本地震では犠牲者の約8割が、「災害関連死」だった。避難体制などを工夫すれば救えたはずの命だった可能性がある。能登の地震から12日たち、関連死とみられる死亡者がじりじり増えている。

▼欧州の手厚い避難所の源流は第2次大戦中のロンドン空襲という分析がある。地下鉄構内に市民が押し寄せホームで雑魚寝し、劣悪な環境から病人が増えた。政府はただちに多数の簡易ベッドを準備したという。日本は数々のつらい経験から何を学び、どう想像力や優しさを育み「次」に備えて来たか。いま試されている。

日本経済新聞 春秋:2024.1.13

私たちは、「優しさと想像力」をもって備えなければなりません。

被災地の受験生へ
スティーブ・ジョブズのことば

2日間の大学入学共通テストが終わった。

不運を嘆いている子ども達に、かける言葉もない。

それでも、信念をもって強く生きてほしい。