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活動報告

28年の祈り

6434人が亡くなった阪神大震災は17日、発生から28年となった。最大震度7の揺れが襲った神戸市では未明から多くの人が犠牲者を悼み、街は鎮魂の祈りに包まれた。志半ばで犠牲となった家族の無念さを胸に、遺族は「生きることの意味を伝えたい」と決意を新たにした。

阪神大震災から28年を迎え、灯籠の明かりで浮かび上がった「1995 むすぶ 1.17」の文字(17日午前、神戸市中央区の東遊園地)

竹灯籠約6千本、紙の灯籠約4千本が形づくるのは「1995 むすぶ 1.17」の文字。「むすぶ」には「人と人、場所と場所を結び、みんなで一緒に震災を伝えていこう」とのメッセージが込められている。

神戸市の高校生、石塚碧士さん(17)は「震災の経験を自分たちが語り継いでいかなければ」との思いを抱き、追悼行事「1.17のつどい」の運営に携わる。震災に関心を持ったのは、小学4年生の時。20年の節目となった2015年の1月17日、東遊園地で遺族らが涙を流すのを見て防災について調べるようになった。「将来は国や自治体で防災の企画に携わりたい」と語る。

日本経済新聞

28年前、実家が神戸にあったので、早朝のニュースに驚いて電話した時には、もう電話はつながらず。とても心配したのが、ついこの前のようです。その両親が亡くなってからは、体験談を話してくれる人もいなくなりました。

「みんなで一緒に震災を伝えていこう」。

あの辛い時を教訓として、語り継ぎ、常に備えていかなくてはなりません。