メニュー
Information

活動報告

賛成!「中計」を捨てて町に出よう

周回遅れの読書とでもいおうか。40代で米ゼネラル・エレクトリック(GE)の経営トップに就任、同社を再生したジャック・ウェルチ氏。本人の著書「わが経営」を開いた。ハイライトの一つは1981年のトップ1年目だろう。社内にはびこる官僚主義にいらだつ場面が出てくる。

今後5年間の売上高、利益、設備投資をはじめ無数の予測数字を書き込んだ分厚い事業計画書が届く。同氏は「死んだ書類」とあきれる。「これらの計画書が官僚機構を生かすための血液になる。(中略)ばかげた話だ」。スタッフの中には表紙の出来栄えを採点するものまでいた。

【中略】

答えは積み上げた書類の中にない。最前線の顧客を肌で知り、世界のスピードに敏感でなければならない。そしてどの山を登るかというビジョンが要る。自身の任期中でなく10年、20年後にどんな企業ににするか、それに向け手を打つのが、経営者の最大の責務かつ後の評価だ。

日本経済新聞:大機小機(赤金)

地方自治体も同じこと。

最前線の市民ニーズを肌で知り、世の中のスピードに敏感でなければならない。