「後世への最大遺産」
「種々の不幸に打ち勝つことによって大事業というものができる。それが大事業であります。それゆえにわれわれがこの考えを持ってみますと、われわれに邪魔のあるのはもっとも愉快なことであります。邪魔があればあるほどわれわれの事業ができる。勇ましい生涯と事業を後世に遺すことができる。とにかく反対があればあるほど面白い。われわれに友達がない、われわれに金がない、われわれに学問がないというのが面白い。…これらの不足に打ち勝つことができれば、われわれは非常な事業を遺すものである。われわれが熱心をもってこれに勝てば勝つほど、後世への遺物が大きくなる。…たとい事業は小さくても、これらのすべての反対に打ち勝つことによって、それで後世の人が私によって大いに利益を得るにいたるのである」
介護の「みぎわ」さんが会報で書かれている「内村鑑三のことば」。
「とにかく反対があればあるほど面白い。」とはなかなか思えないけれど、とても勇気をもらえる言葉です。