「ナイチンゲールデー」考
本日5月12日は、ナイチンゲールの生誕に因んで、ナイチンゲールデーです。
ナイチンゲールは、今回のロシア侵攻で発端になったクリミア半島が主戦場だった、クリミア戦争で従軍看護師として活動したことで有名です。
黒海対岸のトルコに設けられた軍の病院に運ばれてきた多数の負傷兵は、けがで亡くなるよりも、不衛生な病院で感染症にかかって命を落とす方が多く、病院が患者に害を与えていました。そこで彼女は、死因データを集めて傾向を分析するという統計手法を取り入れ、化学的に医療対策を改善しました。
「病院の第一の条件は、患者に害を与えないこと」。ナイチンゲールの残した言葉です。
「病院」を「政府」に、「患者」を「子ども」に置き換えると、今の日本の子ども達の置かれた状況になります。何が子ども達の健康・命を脅かすのか、ナイチンゲールの手法で考えなくてはなりません。
「政府の第一の条件は、子どもに害を与えないこと」。