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活動報告

曼珠沙華
今年は海っぺりの駐車場にも曼珠沙華

お彼岸の頃に咲くからそう呼ばれているのかと思っていましたが、ヒガンバナ(彼岸花)が正式名称で、ヒガンバナ科、ヒガンバナ属でした。そして別名が曼殊沙華(マンジュシャゲ)。田舎では道端や水田のあぜ道にありすぎて、時節を知らせるだけの花だったような気がしますが、最近では、白や黄色の花も見かけるようになり、生け花の花材にもなっていますね。

秋の終わりに葉が伸びて翌年の初夏に枯れるという、多年草としては珍しい性質を持っている。地下の鱗茎(球根)に強い毒性を有する有毒植物であるが、かつて救荒作物として鱗茎のデンプンを毒抜きして食べられていた。

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その群生で有名な観光地となった曼殊沙華の里で、花を全部刈り取ったというニュースを聞きました。ある時は救荒作物となり、またある時は刈り捨てられてしまう花。有毒植物だけあって、ちょっと灰汁の強い花のイメージがありましたが、実はなんと健気な花でしょう。この海っぺりの駐車場はコロナ禍で車もまばら。踏みつけられる危険がなくなった場所を選んで、深紅の花は咲いているようです。

凶作時にもある程度の収量が得られ,主食の代用となって飢餓をしのぐために栽培する作物。このために,低温に強く,しかも短い夏の間にも生育を完了することのできる生育期間の短い作物であること,また,日照り続きの乾燥時にも枯れないじょうぶな作物であることが要求される。出典株式会社平凡社世界大百科事典