メニュー
Information

活動報告

心の天気
孫に貸与されたGIGA端末

新学期を待って降り始めた雨は、どうやらしばらく続きそうですね。

今、小中学校では一人一台のタブレット端末やパソコンを配備する国の「GIGAスクール構想」に取り組み始めたようです。孫の学校では、夏休み前に本格的に授業に使われるようになりました。しかし、先生も生徒もこの授業のやり方に慣れて学習効果が出るまでには、かなりの道のりを要するのではないか。老婆心ながら、リビング参観をして感じたところです。

自治体によっては、この端末を学習面に限らずさまざまに活用しているようです。その一つが児童生徒の精神面のケアで、これに役立つアプリが「心の天気」というものです。

晴れ、曇り、雨、雷。四つのお天気マークの中から、その時の気分に最も近いものを直感的に選ぶ。これを毎日繰り返していると、マークの並びの中から生徒が発信するシグナルが見えてくる。「心の天気」は至ってシンプルな、それでいて奥深いアプリだ。

中日新聞

先生は、出欠とりの返事の調子や表情からその子の今日の様子を把握しようとする。それは端末上ではなかなか難しいこと。しかし逆に子ども達は、端末をポチっとするだけで、人に知られることなく自分の気持ちを先生に伝えられる。

閉塞感が充満したこの時代を生きる子ども達。こんな社会であっても「晴れ」のマークを毎日なるべくたくさん選んでもらいたい。そのためには、「社会の天気」を変えていく努力を、私たち大人が決して怠ってはならないのです。