
【書評】
さて本書は、1998年から継続された調査の中から、同一家庭89戸の10年後、20年後の変化を追跡した実態報告である。60代の私の目には、その大人たちの大半が、我が子より自分を大事にする価値観を持つ、いわゆる「オトナになりたくない、なれない親たち」に映るのだが、そんな“コドモ”のような親から育てられた子がどんな若者となり、どんな家庭になったのか。本書を読み終えたとき、その答えと、家族の集合体であるこの国の近未来が見えたようで、深いため息が出た。
とはいえ、われわれには「世代責任」がある。まずは現実を見詰め、現状をきちんと把握しなければ、的確な対策は立てられぬ。「異次元の・・・・・」と言って、金を配り、保育園を増やすとかすれば少子化対策になる、と考えている方々には、特に一読をお勧めしたい。
あぜ道書店:日本農業新聞
この書評を読むと、早く読んでみたいという気持ちと、ああやっぱりねという絶望感に襲われるのではないかという怖さとが入り乱れ、明日届くはずの本になんだか複雑な期待をしています。
しかし、いずれにしても私たち世代には責任があります。正面から向き合わなければならない責任があるのです。
覚悟を決めて読まなくてはなりません。

成人の日の朝は霜が降りていた。霜柱をサクサクと踏みしめながら犬の散歩。寒い。被災地では昼過ぎまで雷を伴う大雪だと天気予報が言っていた。どれほど寒くて心細いことだろう。
新年初日から、この国は大きな自然災害に見舞われた。復旧にはみんなの力が必要だ。新成人にも関心を持ってもらいたい。<中略>これからの食料・農業・農村をどうするのか、新成人にも考えてほしい。今国会で法案、予算が審議される。来年度、国が使うお金の4分の1は借金の返済に消える。なのに収入の3割を新たな借金で賄う。借金は若い世代が負担することになる。▼地球が沸騰する時代。従来の常識は役に立たない。若者世代の「新しいリーダーズ」が求められる。
日本農業新聞:四季
18歳で成人となった自覚は、政治へ参加することにつながっているか。国の予算、国の借金を自分たちがどう引き継いでいくのか、考えが及んでいるか。

・小学生でもあっという間に組み立て可能
・被災者のご要望にあわせて平面形状が極めて自由
・ハウスとハウスを連結も可能
・天井がついていて内部温度を調整可能
・扉と窓がついていて光環境を調整可能
・密閉すると遮音性も極めて高い
・非日常だけでなく日常でも活用しやすい
・工場での加工が極めて短期かつ簡単(=極めて安価)
家が全壊してしまった幼稚園児のお子さんがお母さんに、「おうちができた!」と大きな声で話した時は、さすがに私も体育館の外に走って号泣しました。
名古屋工業大学:北川啓介教授
夜になってからも、体育館の隣の校舎の一階と二階、武道場などに合計10棟の屋内用インスタントハウスをお届けいたしました。
被災されて心身ともに疲弊されているからこそ、最低限の復旧と復興だけでなく最大限の住まいと住まい方となりますよう、建築学の専門家のひとりとして最大限に尽力してまいります。
地震による被害が甚大な石川県では、6日から続く雨が今日は夕方から雪に変わっているそうです。避難生活を余儀なくされている方たちが、暖が取れて心が休まる空間が少しでも多く出来ればと思います。

コートの要らない出初め式典。温暖化の影響でしょうか、ぽかぽか陽気。
それにしても何かが足りない。何だろう、胸に響く何かが足りない。
そうだ、音楽隊だ。
旭消防署に音楽隊があれば、出初め式がもっと盛り上がる。
署員のみなさんの、消防団のみなさんの雄姿をもっと盛り上げることができる。
それです。
