
玉虫の死して光のかろさなる 野沢節子『鳳蝶』
背中の紫紅色の日本の筋、全体が輝く金緑色。軽い。死して、光の化身とはまこと。こんなに美しい昆虫が身近にいる。不思議だ。(宮坂静生)
日本農業新聞:2024.6.24
確かに、そっと拾い上げた時の感触は、「光の軽さ」だった。
いのちがなくなった後も、光を放ち続ける。
「光のかろさ」になって。

つりしのぶは江戸時代からある伝統工芸植物。4年間育てたシノブの苗を球形の土台に植え、さらに1年半ほど育てて作る。暑い夏に清涼感と風情を楽しめる。
日本農業新聞
父が「つりしのぶ」が好きで、自作したものを何回かもらったが、水やりの失敗か、その都度枯らしてしまった。
父が亡くなった後に、リベンジで購入したしのぶは今のところ健在。ぜったい枯らさないようにしないとと思いながら、育て方が確立していないのが不安材料。
書・茶道・華道。多趣味でとても器用だった父親に、いろんなことを習っておけばよかったと、いまさらながら思う今日この頃。

ここ飯岡の海には「龍王伝説」がある。
龍王の逆鱗に触れた小龍は、頭と腹と尾に割かれ、それぞれを祀る神社が各地にあるという。
お隣の匝瑳市には龍頭寺と龍尾寺、印西市には龍腹寺。旭市にも龍福寺がある。
そして、飯岡には龍王がいる。


はじめてみる昆虫。赤い体に点がある。いったい何者。
在来種か外来種か。
植物でも動物でも、外来種が在来種を駆逐している例をよく聞く。
旭市議会でも取り上げられたナガエツルノゲイトウは、現在では世界中に外来種として定着しており、「地球上で最悪の侵略的植物」と呼ばれることもある。 2005年に外来生物法の施行と同時に特定外来生物に指定された。
国会で審議されることになったローカルフード法案。農業立県千葉を支える旭市としては注視しなくてはならない。
次世代のために在来種を保存し、活用していく。私たちが責任を持って取り組まなくてはならないこと。

今回は時間がかかってしまった。
「先入観」にとらわれてしまったからだ。
「先入観」は捨てないと、と常日頃気を付けているのに、身についていない。
反省。