院長としてこだわっているのは会計監査院が「国の財政を監督する」という役割をはっきりうたうこと。 一人ひとりが自分のことだけでなく、この国の財政とか未来に注意を払う、助け合う社会であってほしい」。先進国で最悪の財政を見て見ぬフリする空気こそ危うい。
日本経済新聞:2024.4.14
厚生労働省は15日の衆院決算行政監視委員会で、廃棄される新型コロナウイルスワクチンが約2億4千万回分になると明らかにした。廃棄分は概算で約6653億円に上る。
新型コロナのワクチンは、3月末で全額公費負担の臨時接種が終わった。終了に伴い、厚労省は、有効期限の前であっても4月以降、速やかにワクチンを廃棄するよう自治体に求めていた。
厚労省によると、ワクチン購入の契約量は約9億2840万回分。3月末時点の総接種回数は4億3619万回になるため、海外に供給した分などを除く、約2億4415万回分が廃棄の対象になるという。
ワクチン1回分の単価は契約上、明らかにしていないが、購入予算を契約数で割ると単価は2725円となり、廃棄分は概算で約6653億円になる。
衆院決算行政監視委員会で、厚労省の担当者は「その時々の状況によって必要なワクチンを購入した。無駄とは考えていない」と説明した。一方、武見敬三厚労相は、日本ではmRNAワクチンの研究基盤が育っておらず、海外製品の確保に奔走せざるを得なかったことに言及。「金をかけても作れなかったという、もっと悲惨な状態にあった」と述べた。(足立菜摘)
海上の風車を回して電気をつくる「洋上風力発電」。その発祥の地が北海道のせたな町だ。「風海鳥(かざみどり)」と名づけられた2基の風車は今月、稼働開始から20年を迎えた。しかし、耐用年数を超えた今、2基とも故障し、停止中だ。1基は部品を交換して再稼働する計画だが、もう1基は修理は難しく、「取り壊すしかない」(高橋貞光町長)という。近年、風力発電は住民への悪影響を減らすため、陸上から洋上へとシフトが進んでいる。北海道はその「最適地」として期待が高いが、将来の解体廃棄という難題が見えてくる。(日浦統)
朝日新聞デジタル:2024.3.14
旭も他人事ではない。
「銚子市沖洋上風力」の環境影響評価基準書の縦覧が、4月23日(火)から始まる。説明会は5月9日(木)。
今の技術をもってすれば、20年後に解体はあり得ないとは思うが、それでも最終的には巨大なゴミとなるのだろう。
環境保全の観点からの意見が求められる。
絶景ウェディングに抜擢されるところが、旭にはたくさんある。
ああ、それなのに。
この竹林を開墾して、「子ヤギの丘」をつくりたい。
旭だからできることに、とことんこだわりたい。