するめが危機にあるらしい。
つい先日、福山の叔父との25年ぶりの再会を祝し、スルメイカをつまみに乾杯したばかり。
スルメイカは近年、記録的な不漁が続いている。外国漁船の乱獲で激減したという見方がある。天敵のクロマグロが漁獲規制の効果で増え、日本近海から逃げ出したともいわれる。
読売新聞 編集手帳;2024.6.7
イカ好きとしては由々しき問題である。
昨日散歩道を案内されて、強い日差しの中、見上げれば雲一つない青空に石碑が立つ。
「死ぬな ケガすな 病気すな」
これほど親の気持ちが伝わることばがあるだろうか。
巷では、子ども達を巻き込んだ事故が相次ぐ。いじめを苦に自死を選ぶ子もいる。虐待で命を落としたり、幼い肩に介護がのしかかったり。
合計特殊出生率「1.20」。日本人が初めて遭遇する数値。
今こそ、「死ぬな ケガすな 病気すな」と心から叫びたい。
五條市からの帰路、新幹線から在来線に乗り換えてすぐに目に入ったつり革広告は、「正解がない時代に、問い続ける力を」もつことが大事だと説く。
その上の壁のモニターには、今日のニュース速報「1.20」という数字。「1人の女性が産む子どもの数の指標となる合計特殊出生率が2023年は1.20となり、8年連続で過去最低」とテロップは流れる。
ほんとうに、「正解がない時代」に入り込んでしまった。否、もとから「正解」なんてないんじゃないか。「正解があった」時代があったんだろうか。
もういい加減目を覚まさないと。考えないと。問い続けないと。
だれかが「正解」を出してくれるだろうなんてぼんやりしてちゃダメ。
「1.20」が示す意味を問い続けないと。自分事として問い続けないと。
これから年をとる人にはぜひとも読んでいただきたい。
つまり全員に読んでいただきたい名言集です。
生きるということ、生かされているということが、こんなに有難いことだとしみじみわかります。
上下町出身は私の母も同じ。いつも大きな声で笑ったり、歌が好きだったり、小柄だったり、デイサービスではムードメーカーだったりと、ページを進める毎に哲代さんが母と重なってきます。
哲代さんは、4月29日で104歳になっていらっしゃるはず。
「104歳、な~んちゃって名言集」を楽しみに待っています。