
この鉛筆は、彼女の生き方です。
短くなった鉛筆と、長い鉛筆をセロテープでくっつけて使います。
還暦すぎまで何十年こうしてきた彼女。
「もったいないから何でも2度使い」が父から受け継いだ私のモットー。
こんな鉛筆の使い方をする友人がいることが、私の誇りです。

「親思う心にまさる親心」
吉田松陰が、安政の大獄で処刑される一週間前に詠んだ歌です。
子が親を思う心よりも、親が子を思う心の方が深いという意味で、自分の処刑の知らせで親がどんなにか悲しむことだろう、と歌は続きます。
母を亡くして初めての母の日。
もう感謝を伝えるすべもありませんが、心から「おかあさん、ありがとう」。

田植えが終わった田んぼは清々しい。
夏の緑一面の鮮やかさもいい。
黄金の稲穂が首を垂れるころは息を吞む。
でも、やっぱり植えたての若い苗たちはいい。
「ぼっち」のシラサギがよく似合う。

観光物産は旭市の要。
協会は大きな役割を担っている。
総会での若い人たちの質問や意見には、旭市をなんとかして盛り上げていこうという思いが感じられた。
今後に期待が持てる。

「履信居仁」。初代内閣総理大臣伊藤博文公の言葉。私の座右の銘です。
“信念を通すことを諦めずに繰り返すことが、人として正しく生きることである”と解釈しています。「履」は繰り返し行うこと。「仁」とは「人を思いやる気持ち」のことで、人としての正しい生き方を示す言葉です。
私の来し方を見て、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」じゃだめだよ、という人がいます。
そうでしょうか。
百発百中で生きてきている人がいますか。
あきらめずに「数撃つ」こと。的を定めたら信じて撃ち続けること。当てるまでやり続けること。否、やり続けたけれど当てられなかった。それでもいいのだと私は思います。
とにかく、信じることに向かってやり続けること。
「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」。この諺は、私の「座右の銘」をわかりやすく解説してくれているのです。