
毎日失敗の連続。

日本航空(JAL)は10日、3000億円程度の資金調達を行うと発表した。三菱UFJ銀行などメガバンク3行と日本政策投資銀行(DBJ)から劣後ローンで最大2000億円を調達するほか、1000億円程度の劣後債も発行する。
日本経済新聞
勉強不足で、人生お初に目にする言葉「劣後ローン」。「レッツゴーローン」じゃないですよね。
時事通信によると、融資相手から高い金利収入を得られる代わりに返済順位が低い(劣後する)ローンで、融資した企業が倒産した場合、当該企業が他の債務を全て弁済した後、資産が残っていれば劣後ローンの返済に充てられることになるそうです。
JALは、10年ほど前1兆円近い債務超過に陥り、経営破綻した経緯があります。 5200億円の債権放棄を受け、7000億円近い公的資金による救済を受け、経営の再建に取り組んだ結果、2010年度には1884億円の営業利益を計上し、2011年度には2049億円の史上最高益を出したということです。
大きすぎて潰せない会社には、公的資金の他にも色々救済策があるということですかね。同じくコロナという不可抗力に抗えず、こうした救済策もなく、潰れていくのは中小。

三百六十五日の食事の用意ほど克己心を求められることはないと私は思う。
今じゃもう克己心なんて死後に等しいかしら。
辰巳芳子:「食といのち」より
新型コロナウイルス対策で、政府は、東京や大阪など19都道府県の緊急事態宣言の延長を9月30日までと決めました。もちろん千葉県も含まれます。
もはや死語となりつつある「克己心」が、再び私たち今を生きる者に求められる世の中になってしまったようです。

一昨日の9月7日、山梨県の甲府地方気象台は富士山の初冠雪を発表しました。 平年より25日早く、昨季より21日早い観測だそうです。
富士山は我が家から245㎞も離れているのに、秋も深まってくるとその姿が拝めるようになります。あとひと月もしない内に、朝な夕なに西の空が気になる季節がやってきます。

昨日のテレビ番組では、高校生が母子家庭の「食の支援」のために、校舎内フードパントリーを月一で開催していることが特集されていました。毎日のように報道される「子どもの貧困」。⼦どもの貧困問題は、当事者である家庭や⼦どもたちが経済的にも精神的にも苦しむだけでなく、社会全体に⼤きな損失を与えます。
⽇本財団の調査によると、貧困状態で育った⼦どもたちが納税者にならない、社会保障を受ける側になることで、国の損失は約40兆円以上になると⾔われています。これは子どもたちの責任ではありません。貧困状態で育った子どもは十分な栄養が取れない場合が多く、学習機会にも恵まれないため、心身の成長に大きな影響を及ぼします。この子ども達が大人になり貧困状態の中でまた子育てをする。この負のスパイラルを止めなくてはなりません。
子どもは社会の宝。日本の宝です。
高校生ですら自分(子ども)たちができることを考え出し実行に移している。私たち大人は、責任を持ってこの問題に立ち向かうべきだと思います。
フードパントリー:生活困窮者やひとり親家庭など、何らかの理由で十分な食事を取ることができない状況の人々に食品を無料で提供する支援活動のこと。