9月からというところもあるということですが、今日から2学期が始まった地域も多いかと思います。
読書感想文、自由研究、ドリル。みんな、夏休みの宿題は終わったかな。
私も、孫の宿題に付き合わされて、気が付いたら日付が変わっていました。
(なんで登校日の前日までやらないでいられるのかなぁ。まぁ、宿題もたくさん出てはいるけれど)
それにしても、今の子ども達の学びは、コロナによって大きく左右されているように思います。学校で履修しない、或はできなかったところを、自宅や塾でカバーするしかない状況のようです。
こういう状態が時代間の学力差となって表れるのでしょうね、きっと。何年か、何十年か先にコロナの時代を振り返り検証してみた時に。
特別夏休みらしいことがほとんど体験出来なかった孫と、大海原にいます。
う〜み〜は〜広い〜な、大き〜い〜なぁ〜♪ 行〜ってみたい〜な、よそのく〜に〜♪
この水平線の先に何があるのか。勇気と希望を胸に漕ぎ出していった先人たちに想いを馳せながら、思わず歌ってしまいます。
今はコロナで、水平線の先に行って世界を見ることが出来ないけれど、子ども達にはぜひとも世界に出て視野を広げて欲しい。
「井の中の蛙大海を知らず」ということわざがあります。中国の思想家の荘子が、「秋水篇」で「井蛙不可以語於海者、拘於虚也」と書いたのが由来です。「井戸の中にいる蛙はずっと狭い世界しか見たことがなく海を見たことがないため、視野が狭い」と、正にそういう意味です。
しかし、日本に伝わってから、「されど空の青さを知る」が後に付いたそうです。
狭くて暗い井戸の中から、「あぁ、この空はどれだけ広い(深い)んだろう、いつかはこの空に飛び出してみたいなぁ」と、丸く切り取られた青い空を見上げている蛙の姿を想像します。
「井の中の蛙」は、いつか大空へ!
ロザリオの皆さんが粘土で形成。絵付けは子ども達。時節柄、アマビエさんの図柄が多いですね。
海難避けの「天の石笛」が、こんなに可愛い絵馬になりました。子ども達の祈りが届きますように。
この可愛らしい風貌の焼き物は、海音窯の近藤さんが屛風ヶ浦の土で作ったスピーカーで、屛風ヶ浦焼高音質陶器スピーカー「Amano Iwabue」といいます。
「Amano Iwabue」誕生物語
津波に遭った後、壊れた工房の片隅で見つかったスピーカーの原型。被災をきっかけに地元土産物産開発のために取り組んだ地元粘土「カベト」との出会い。それらのことがあって”屛風ヶ浦焼高音質陶器スピーカー「Amano Iwabue」”は誕生しました。地元の伝説「天の石笛(あまのいわぶえ)をイメージした陶器スピーカーは、焼き物としての美しさに加えて性能の良さにも優れ、2019年に「にっぽんの宝物 千葉大会 2020-2021ものづくり部門グランプリ」を受賞。NHKおはよう日本や東京新聞で紹介されました。
~★天の石笛とは★~
飯岡石に穴が開いたもので、浜辺に打ち上げられた石笛は海の安全を願い海津見神社に奉納されていました。
現在は見つける事が困難です。
江戸期の国学者「平田篤胤」が「天の石笛」と名付け、その1つを江戸に持ち帰ったそうです。
天の石笛プロジェクト
近藤さんは、地元の伝説「天の石笛」を語り継いでいくための活動をしている方々のおひとりです。