
大晦日にやってきた孫は、冬休みの間「ばあば」の家で過ごします。
私も小学生の頃は、姉と二人で祖母の家に預けられたものです。夏休みは避暑がてら、山や川で田舎暮らしを満喫していた記憶があるのですが、正月の風物詩を楽しみながらも、冬の古民家はとても寒く、暗くて長い周り廊下の先にあるトイレに行くのが恐怖だった思い出があります。いずれにしても、長い休みに「おばあちゃんち」に行くのは、本当に楽しみでした。
今は我が家が「おばあちゃんち」です。ずいぶんと時は流れたものです。

あけましておめでとうございます。
海っぺりの2022年は、地元の「日の出会」の初演奏で賑やかに始まりました。玉﨑神社に奉納されたあとのその演奏は、凍える手足をものともしない熱いもので、観ているものに感動を与えます。
今日から、旭市議会議員の任期が始まりました。今月中旬から臨時議会などを経て動き始めることになります。
寒風の中での皆さんの演奏に鼓舞され、力いっぱい頑張ろうと心を新たにした元旦でした。

果報は寝て待つ丑から、招き寅へ。
いよいよ2021年が暮れようとしています。
世界も日本も激動の2021年でしたが、個人的にも大きな転換期となった年でした。
今年も一年、本当にありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
よいお年をお迎えください。

銀も 金も玉も 何せむに
まされる宝 子にしかめやも
山上憶良の歌で、一番知られている歌です。
瓜食めば 子ども思ほゆ
栗食めば まして偲はゆ
いづくより 来たりしものぞ
まなかひに もとなかかりて
安すいし寝さね
という、「子等を思う一首あはせて序」の長歌にたいする反歌です。
長歌には、「こんなに可愛い子どもというものは、一体どういう宿縁で、どこから我が子として生まれてきたのでしょうか」と、我が子への愛情があふれ、反歌で「子どもに勝る宝はない」と詠っています。
今日また、我が子を殺すといった悲しい事件の報道がありました。深い悩みや、どうしようもない事情があるかもしれません。でも、誰かに助けを求められなかったものか。何とか子ども達を救う手がなかったものかと思うのです。

「農業の魅力どう高める」。
このテーマの投書に対する生徒の皆さんからの意見が載っていました。
北海道と長野県の公立中学3年生4名の意見の要旨は、「小中学校の新科目に」、「修学旅行で農作業体験」、「農高生増へ奨学金充実」、「農作業ボランティアで農業体験」というものです。
農業のまちの子ども達だけあって、本当によく考えているなぁ、と感心して読みました。
「授業で農業についてみんなで話し合えば、若者ならではのアイデアが生まれ、町づくりにも生かせると思う」とか、「ロボット技術や人口知能(AI)を活用したスマート農業でお金を稼げる農業にする政策を」等、ここ旭でも取り組んでいくべきことだと思います。