メニュー
Information

活動報告一覧

寺子屋
数年前に訪れた松下村塾

江戸時代、庶民の子供達は寺子屋で読み書きソロバンなどを学んだ。明治維新の立役者であった長州藩には千四百もの寺小屋があった。ちなみにその数は、第一位の長野県に次いで全国第二位だそうだ。山口県にある現在のコンビニの倍である。それほど教育に熱心だったことが維新の大きな原動力になった一つの要因だと言われている。

そして、寺子屋数第一位の長野県はというと、教育を大切にする風土と県民性から、明治初期の就学率は全国一で、しかも、明治期に建築された旧開智学校や旧中込学校の費用の多くが、地元住民の寄付によるものだったということ。
この教育を大切にする県民性は、国に先駆け小中学校で 30 人規模学級導入にはじまり、公民館の設置数、利用者数ともに全国で最も多く、地域に根ざした多様な学習活動として表れている。

教育を大切にする県民性。そうだ、寺子屋から始めよう。

『91農業(キュウイチノウギョウ)』
道路の両脇に、水が張られた田んぼがちらほら

桜が終わるころになると、田んぼが息づいてきて、「ああ、今年も始まるんだなぁ、米作りが」、と何だかわくわくしてきます。農家さんには、どんだけの苦労があるか分からないくせに、と言われそうですが。

でも本当に、暮らしの中の田んぼが日本人の原風景なんだなぁと、旭に来てしみじみ思うのです。

そこで、最近の注目記事をひとつ。

あなたの暮らしに、農業を1割取り入れて――。JA全農は、もっと気軽に農業に関わる新たな生活様式「91農業(キュウイチノウギョウ)」を提唱する。「半農半X」より農業の比率を下げ、農業以外が9割、農業が1割という意味。

 2020年の農業就業者数は160万人で、15年より48万人減った。全農は異業種やJAの准組合員、高齢者、障害者、副業で働きたい人、定職に就かない人といった多様な人材が少しずつ農業に参加し、農業就業者数の減少を「延べ人数」で補いたい考え。全農は、同事業のように「農業で働くハードルをできるだけ下げる」(労働力支援対策室)ことが、農業に関わる人の数を増やす鍵とみる。休日に副業で働く「9本業1農業」、子育ての空き時間に働く「9育児1農業」、旅先で働く「9旅行1農業」などを例示。「今の生活を大きく変えず、10日に1日だけでも農業に関わることで農家を応援できる」(同)と呼び掛ける。

日本農業新聞
朋有り、遠方より「ソラカラ」きたる
衛星写真から自動で建物を分析するAIシステムを開発した広瀬直樹氏

本日、遠方(浦安)より来た朋は、「ソラカラ」というすごいサービスを案内してくれました。

「ソラカラ」は、衛星写真から劣化した屋根を抽出するAIシステムです。AIは診断を行うたびに情報をフィードバックし、追加学習するため常に進化。お客さまへ質の高いデータを提供し続けます。

市町村など希望エリアを指定するだけで、点在する劣化度の高い屋根を「ソラカラ」で抽出します。一度のオーダーで10,000件診断。住所や画像も合わせてデータとしてお届けします。

icg 広瀬直樹

これ、空家の多いまち、そしてその空家を活用しようとしているまちには、もってこいのシステム。

地球観測衛星「だいち2号」の水道管水漏れ探査といい、この「ソラカラ」といい、もう時代はAIと衛星なのですね。

天晴(あっぱれ)!
今もほぼ毎日、会社に出勤し、オンラインで開く取締役会にもほとんど出席しているという。この日の会見では「人の生活を大切にするという企業理念を実践し、お客様への感謝の気持ちを忘れないで欲しい」と語った。

100歳まで、こういう気持ちで仕事をして生きていらしたのだと思うと、「天晴」以外の言葉が見つからない。

あっぱれ

感動するほど優れているさま。見事なさま。賞賛する時に発する語。あっぱれは「哀れ(あわれ)」と同源で、感動詞「あはれ」が促音化した語である。
「あはれ」は感動語「あは」に接尾語の「れ」が付いたもので、喜びも悲しみも含めて、心の底から湧き出る感情の全てを表す語であった。
中世以降、賞賛の意味を込めて言う時は、促音化した「あっぱれ」が用いられ、「あはれ(あわれ)」が「嘆賞」「悲哀」などの感情を表す言葉となった。

あっぱれを漢字で「天晴れ」と書くのは、意味や音から連想された当て字で、語源との関係はない。
また、あっぱれの漢字には、「天晴れ」の他に「遖」という国字もある。
国字の「遖」は、南が太陽の光を受けて明るく見事であることを表した会意文字で、「天晴」を一字で表したような漢字である。
ただし、一般には滅多に使われていない。

語源由来辞典


「ウェルビーイング」
我が家の花壇。まず最初にピンクのチューリップが咲き、背の低い紫、黄色と続きました。今みんなで咲き誇って幸せいっぱいの花壇を作っている、まさにウェルビーイングです。

SDGsの重要性が叫ばれて久しい世の中になりましたが、”ちょっと未来”に目を向けた時、次なる国際社会が目指す指標は「ウェルビーイング」になるのではないかと考えられています。

この「ウェルビーイング」という言葉、最近少しずつ耳にするようになってきましたが、身体的・精神的・社会的に良好な状態にあることを意味していて、もともと医療や福祉の分野で使われてきた言葉です。

今、ビジネスの世界でも「ウェルビーイング」への注目が高まってきているようで、経済成長はなんのために目指すのか、人類が幸せになるためであれば別のアプローチもあるのではないかという考え方も出てきています。

国際的にみても、お互いがそれぞれの幸福の追求を主張するのではなく、地球規模での幸福を希求をしなければ、人類が破滅する危機にあることを教えてくれる、まさにタイムリーな、そして重要な言葉だと私は思います。