

子どもたちに絵を描いてもらうキャンバス作りをしています。3月11日のために、お花やハートのモチーフで、階段に描く献花です。
1月29日から描けます。親子でぜひぜひ参加してくださいね。








今日も農業新聞のコラム”四季”が面白い。
高度経済成長、集団就職、金の卵、そう単語を並べるだけで往時の空気が伝わる▼
中略
「金のたまご」と言われた若者たちが、もう後期高齢者の仲間入りをする。団塊の世代がけん引した経済成長は今や見る影もない。長い停滞の坂道にインフレが追い打ちをかける。ずっと物価の優等生だった卵も、餌代と鳥インフルエンザの猛威で値上がりが続く。家計も苦しいだろうが、養鶏・採卵農家の経営も瀬戸際である。金になる卵ではない▼きょうは大寒。この日に産まれた卵は「大寒たまご」と言って、運気を呼び込むと珍重されてきた。凍てつく寒さの中で産まれた卵に、命の滋養を慈しむ思いが込められているのだろう▼
身も心も財布も大寒だけど、大寒、運気ぐらいは呼び込んでみたいものです。

新春恒例の「歌会始の儀」が皇居で開かれたというニュース。お題は「友」。
天皇陛下 コロナ禍に友と楽器を奏でうる喜び語る生徒らの笑み
陛下は、行事で交流した吹奏楽部の高校生が、感染対策をとりながら友達と一緒に演奏できる喜びを語る姿を見て、日常生活が早く戻ることを願う気持ちを込められた。
読売新聞
部員が足りず、吹奏楽部がなくなった中学があります。かつては大会で優勝したこともある吹奏楽部です。
旭の子どもたちにも、「一緒に演奏できる喜びを語り合う」場の確保が急務だと思われますが、国は公立中学の部活動を民間業者などに委ねる「地域移行」の、2025年度末達成目標を設定しない方針に転じました。
吹奏楽部や美術部等、文化に触れるきっかけや、日本のスポーツの一つの柱を担ってきた部活動のあり方を、先延ばしにせず考えていくべき時だと思うのですが。

昨日、ある財団法人のまちづくり推進部長からとてもいい話を聞きました。
「千葉市は、政令市になる時、100万人にまで人口を増やさなくてはならない、じゃあどうするかという議論の中で、外から人を呼び込んで人口を増やすことばかりを考えず、今住んでいる人の満足度を上げる施策を採用したんですよ」。
なるほど。住んでいる人の満足度が上がれば、自ずとそのまちに人は移り住みたくなるということ。これは旭市にもあてはめられることですね。
そして昨夜は鎌倉の娘宅泊り。今朝、朝食を食べていると、お寺の鐘がボーン。「毎朝この時間に長谷寺の鐘が聞こえるのよ」と孫。う~ん、いいところに住んでいますねぇ。早速、帰路に就く前にちょっと長谷寺まで散策。
観光シーズンには人の頭の波の上に咲き誇る桜も、寒そうに枝を震わせているばかり。でも、よ~く見ると、これから蕾になるんだよという小さな芽がしっかりと主張をしています。そうだ、きっと袋公園の桜の並木も、こんな風に蕾が芽吹こうとしているに違いない。そしてあと二月もすれば、花見に人があふれ、花筏がため池の水面を彩り、旭に春が来るんですね。
「今住んでいる人の満足度を上げる」ためのヒントがこの旭にはたくさんあることにワクワクしながらハンドルを握り、帰路に就きました。