
昨日ノーベル化学賞に決まった、北川進・京都大特別教授の座右の銘。
「アイデアは、斬新なほどたたかれる。そこでやめたら終わり。くそっと思ってやり直しては、改良する日々の連続だった」。座右の銘は、「疾風知勁草」。激しい風が吹いて初めて、倒れない丈夫な草を見分けられるという意味だ。研究の正しさが評価されるまで時間がかかったが、「人の強さも困難に遭った時にわかる」。雑草のような強さを、自身の研究人生に重ねている。[読売新聞]
概要:激しい風が吹くことではじめて丈夫な草を見分けられるということから転じて、苦難になってはじめて人の節操の堅さや意志の強さが分かるということである。人間というのは、極限状態に追い込まれたり、何ともしがたい試練や困難に遭遇したならば、その時にこそ人間の真価が問われるということである。修羅場になったならば醜態を見せることになるのか、逆に試練に立ち向かっていくという根性を見せるのかということである。
由来:この言葉は、『後漢書』の「王覇伝」が由来である。それによると、後漢の時代には光武帝こと劉秀が黄河を渡って河北を攻める際に、劉秀を支えていた人々の中に王覇という人物がいた。王覇は困難な河北攻略に参戦していたものの周囲の者は逝ってしまい、とうとう王覇一人のみとなってしまった。その時に劉秀が王覇に、私に従ってきた者は皆逝ってしまい一人のみになってしまった。だが努力せよ、疾風に勁草を知ると述べた。
Wikipedia


「記録的短時間大雨情報」、「大雨特別警報」が発令された。これまでに経験したことがない大雨ということで、命を守ることを最優先とラジオで呼びかけている。
昨日は、一昨日に続きまた日本人がノーベル賞を受賞した。
「地球温暖化対策への貢献が期待される」と、ダブルで嬉しいニュース。
地球上では、人間のエゴで生態系まで狂うほどの温暖化が進み、大雨による洪水や山火事、竜巻、台風など、経験したこともない規模になりつつある。
北川氏が開発した「金属有機構造体」( MOF(モフ) )は、小さな穴が無数に開いた素材で、特定の気体を取り込める。排ガスからの二酸化炭素の除去や、廃棄エアコンから冷媒を分離・回収することが可能になるとして注目されており、実用化に向けた開発が進んでいる。
ダイキン工業は、MOFを活用し、エアコンから冷媒を回収する取り組みを国内や欧州で始めている。冷媒は様々な種類のガスが混ざっており、これまでの技術では分離できない物質があった。同社の広報担当者は「循環経済の構築を目指す上で、MOFは重要な技術だ」と述べた。
MOFは、すでに量産に向けた態勢が整いつつある。北川氏が科学顧問を務める2015年創業の新興企業「アトミス」(神戸市)は、23年に生産拠点を新設した。生産能力は年間最大20トンに上る。
北川氏とともに共同研究を行っているレゾナック・ホールディングスは、高橋秀仁社長が「長年にわたる研究活動と成果が世界的に評価された結果だ。研究成果を通して、次世代の研究者に勇気と自信を与えてもらいたい」とのコメントを出した。
1994年から約10年間、北川氏と共同研究などを行った大阪ガスの藤原正隆社長も、「成果が受賞に結びついていたら喜ばしく思う。長年にわたる情熱を結実されたことに心から敬意を表する」とコメントした。
読売新聞
急いで、急いで。
ひとつしかない、私たちの地球を守るために。

今日も有難いことに、東から朝日が昇ってきた。
神々しく照らされたユートピアセンターの上には、「昨夜の満月」。
昨夜は「ほら見て、きれいだね」なんて、みんなに見上げられた満月。
今朝、色を失い去りがたく西の空に残った。

困難な病気と闘う患者らに向けて、「医学は進歩する。治療が難しいと思われている病気にも、解決策はある」と勇気づけた。
日本経済新聞
日本人の誇り。子どもたちのお手本。
こういう人がなぜ政治家にいないのだろうか。
「治療が難しいと思われている政治にも、解決策はある」と、貫く人はいないものだろうか。
裏金議員が復活」「第2次麻生政権だ」 高市総裁の人事に批判の声
自民党の高市早苗新総裁が固めた党役員人事をめぐり、立県民主などの野党は6日、批判を強めた。唯一残る派閥の麻生派や、派閥の裏金問題に関与した議員を重用しているためだ。幅広く野党と協議してきた石破茂首相の路線を転換させるのではないかとの懸念も強まる。
朝日新聞
早くも期待を裏切られるようなことにならないことを望んでいる国民はたくさんいるだろう。
