使用済み食用油で飛行機が飛ぶ。今朝の読売新聞1面の「廃食油回収へタッグ」の記事にありました。
前に住んでいたところでは三十何年も前から、家で出た廃食油を公民館に持って行って粉石けんと交換していました。
捨てるにはもったいない廃食油。こんな活用ができるのならぜひともどんどん進めてほしい。サプライチェーンや高コストなど課題はいろいろあるらしいですが、政府が掲げた、『30年までに国内航空会社の燃料の10パーセント』達成は悲願ですね。
二酸化炭素(CO2)を大幅に削減できる次世代航空燃料「SAF」の活用に向け、三菱地所とプラント大手の日揮ホールディングスが原料となる廃食油回収に相互協力する。政府は2025年度にSAFを国産化する目標を掲げており、民間でも生産・活用に向けた動きが本格化する。
SAFは航空分野の脱炭素化に向けた切り札とされるが、原料の廃食油の確保が課題となっている。三菱地所は23年3月から保有物件に入居する飲食店と回収業者を仲介し、日揮が24年度にも稼働を見込むSAF工場に提供する。
三菱地所はJR東京駅周辺の丸の内エリアに23棟のビルを保有し、入居する約350の飲食店やオフィスの食堂などから出る廃食油は年150トン規模に上る。ここから精製できるSAFは約130キロ・リットルで、通常のジェット燃料に10%混ぜて使用すると、東京—伊丹(大阪)間を105往復できる計算。23年度以降は対象を全国に拡大し、静岡や新千歳など同社が運営に携わる10空港でも回収する。
SAFとは”Sustainable Aviation Fuel”「持続可能な航空燃料」の略。植物や廃油などの再生可能または廃棄物から作られるバイオ燃料。従来の航空燃料である化石燃料よりも、二酸化炭素の排出量を約80%削減できると言われ、次世代型航空燃料として注目されている。
読売新聞
第67号が発行されました。
「大震災の記憶を風化させない」語り部のNPO。皆さんのご尽力に頭が下がります。
ハイビスカスが朝の光に咲く。夏の花じゃなかったか。咲き続ける花は、平和な常夏の島にこそ似合う。地球上おしなべて常夏になっては困るのだけれど。
昨夜は向田邦子の短編集を読み耽ってしまった。枯れずに咲き誇る面白さ。そう言えば、この作家は飛行機爆破事件で亡くなったんだった。
あれから半世紀近く過ぎても、戦地どころかこの国の頭上もミサイルが飛んでいる。
この枯れない傑作を遺した作家は、枯れない人の欲望の産物をどう見るか。
国連によると、世界の人口が今日(15日)、80億人を突破する。人口の増加はインドやアフリカ諸国などで著しく、来年にはインドが中国を抜いて世界で最も人口が多くなるとみられている。平均寿命の伸びや母子の死亡率の低下を背景に増加を続けていて、この12年でおよそ10億人増えた。
また、今後2050年までに増える世界の人口の半数以上は、アフリカのサハラ砂漠以南の国々になる見通しの一方で、日本を含む61の国や地域では、出生率の低下などから2050年までにそれぞれ人口が1%以上減少すると予測されている。
NHK
70年で3倍になった計算で、人口爆発によって温室効果ガスの排出量が急増し、気温上昇による異常気象や食糧不足に見舞われると、国連は警鐘を鳴らしています。
毎朝のお散歩コースに、サギと鴨。
帰れば、我が家に犬とヤギ。