
素敵な言葉に出会いました。
「詐欺にあって、家族に申し訳なく、つらくて死にたくなる」という相談に、いまからでも少しづつお金をためて、ある金額に達したら、家族にささやかなものを買って同じように贈り続けるのが良いと説く。
お金とは何か。お金を使うとはどういうことか。あなたからの贈り物は贈られる人たちにとって、ささやかであれ、きっと特別な、人生の栞となる。よきひとによきものを贈る。そのことをどうか、こころの糧に。
読売新聞:人生案内 いしいしんじ
「人生の栞」。「よきひとによきものを」。
日本人でよかったと思える、うつくしい言葉です。

7月に突入!
「あけましておめでとうございます」から、半年過ぎたということですね。
まず、過ぎた半年に乾杯。お疲れ様でした。
そして、目の前に広がる半年に乾杯。さあ、後半頑張るよ。
それよりなにより、今日誕生した新しい命に乾杯!
幸せに乾杯!

あとは、明日屋根を取り付けて、ブロック2段重ねの上にセットすれば出来上がりの予定。この海っぺりの強風に耐えられる頑丈なものにしないと。
この鶏小屋づくりに貢献してくれた友人は、おそらくあと数時間で、「おばあちゃん」になる。明日を担う初孫誕生が待たれる。
九州辺りでは大雨が降り続き、明日にかけて線状降水帯が発生するという予報が流れる。近年の九州地方の豪雨被害の大きさに驚く。十分に警戒してほしい。
みんな今日も一日、精いっぱい生きた。そして明日がくる。

今、ラッキョウが旬だそうだ。
そういえば最近ラッキョウを食べていない。父はラッキョウが大好きで、自分で漬けた瓶から出しては、朝食時に必ず一粒食べていた。私は好きというほどではないが、実家に行ったときは勧められるままに、自慢のラッキョウを味見していた。
JAグループの「とれたて大百科」によると、ラッキョウにはゴボウの4倍の食物繊維があり、硫化アリルという成分が血栓を防ぎ、血行を促進する作用があるという。
日本農業新聞:四季
『四季』のコラムニストは、春の健康診断でLDL(悪玉)コレステロール値が高いという結果が出て、知人から「ラッキョウを毎日食べるといいよ」と教わった。自宅の冷蔵庫にあった生前母親が作ったラッキョウの甘酢漬けをひとつ食べて、「ちゃんと食べているの?健康に気を付けなさいよ」と叱られているような気がしたということ。
そうだ、私も明日からラッキョウを食べよう。父の漬けたラッキョウの味が思い出せるかもしれない。カリカリと美味しそうに食べていた顔を思い浮かべながら。

命あるもの、何かを糧にしないと生きてはいけない。
産まれたばかりの子たちは、おかあさんが命綱。
おかあさんは今頃、田んぼか畑か叢か、必死でおいしいごはんを探している。
かわいいかわいい我が子たちが、きっと大きく口を開けて待っていることを、いつも思っているから。
こんなに癒される姿が他にあるだろうか。
人間は、我が子を殺してスーツケースに詰めて、叢に捨てたりする。