レジリエンス(resilience)
英語で「弾力」や「復元力」、「回復力」を意味する言葉。外からの圧力を指す「ストレス」とともに元来は物理学の用語として用いられていたが、人間の精神衛生について説明するのにも有効であるとして、のちに精神医学や心理学の分野でも使われるようになった。職務上のストレスで心身を病む従業員を出さないために、レジリエンスを向上させることに主眼をおいた企業研修も増えている。また、2020年に打ち上げられた米国の民間宇宙船「クルードラゴン」の機体が、搭乗した宇宙飛行士4人によって「レジリエンス」と名づけられたことでも話題となった。新型コロナウイルスの感染拡大に影響を受けた世界全体が元の状態に戻ることを願って命名されている。
知恵蔵mini
宇宙飛行士の野口さんが乗り込んだ「クルードラゴン」のニュースで初めて聞いた言葉、「レジリエンス」。
開催中のパラリンピックの解説でも、選手のメンタルに関してよく聞くようになった。
今こそ、地球にとっても人類にとっても一番必要な「力」。