COP30:「パリ協定」から10年

ブラジル・アマゾンの熱帯雨林に隣接したベレンで開いた第30回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP30)は、議長国ブラジルが目指した脱化石燃料の「行程表」作りや、気象災害などを防ぐ適応資金の拡大前倒しで合意できないまま閉幕した。温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」の採択から10年の節目だったが、お祭りムードもなかった。この先、気候危機は進む一方なのか、それとも対策の多少の加速は期待できるのか。
日本経済新聞
◆気候難民ー近年、洪水や干ばつなど、温暖化による異常気象で住む場所を追われる人たちがこう呼ばれるようになった。・・・◆ブラジル・ベレンで開かれたCOP30が成果に乏しいまま終わった。化石燃料からの脱却など主要論点の多くで合意できなかったという。欧州では化石燃料回帰の動きが強く、火力発電の廃止が見通せない日本も工程表の策定には賛意を示さなかった。米国に至っては、この国連会議に代表団を送っていない◆世界銀行は2050年までに、2億1600万人が移住を迫られると推計する。その年までCOPが続いていれば、55になる。
読売新聞:2025.111.28
地球人は地球がだめならどこか他の星に移住するつもりかな。
