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活動報告

儲かるかどうかでなく 正しいかどうか

「ほうじん」という冊子の「私の経営哲学」には、素晴らしい経営者の方々が独自の経営哲学を語られていて、とても勉強になります。

今回の社長の経営哲学は、「儲かるかどうかでなく正しいかどうか」。

1. 一見地味でも、未来を変える事業

当社の主体事業は、古紙をはじめとする再生資源卸売業です。華やかさのない地味な業種に思われるかもしれません。しかし私にとっては、未来の社会を支える大切な事業です。私たちは地球資源を使い生活していますが、いつか資源が枯渇するのではないかという危機感があります。だからこそ、「リサイクル」「リユース」「リデュース」を徹底し、資源を循環させることに大きな価値があります。

持続可能な社会をつくるために、今ある資源をいかに無駄なく活かすか。これが当社の使命です。

2. 利益よりも「最善を尽くす姿勢」を大事に

経営者としては当然、利益や売上も追求しなければなりません。一方で短期の数字のみに気を取られてはなりません。月次における多少の未達で私が社員を叱責することはありません。大事なのは「最善を尽くしたかどうか」です。前回のブログで触れたように、長い目で見れば数字は結果としてついてきます。トップダウンで数字を押し付けてしまうと、社員のやる気が落ち、組織も弱体化するものです。

当社には社員一人ひとりが自分で目標を立て、自分の力で達成する風土があります。その積み重ねこそが会社の成長につながり、地域社会への貢献にも直結するのです。

3. 出会いが築いた経営観と使命感

こうした経営観に辿り着くことが出来たのは、多くの出会いや学びのおかげです。特に、鍵山秀三郎さんや坂本光司先生の教えは、今も私の経営の支柱です。お二人はまさに「神様のような経営を実践する人」と「その実践を導く師」であり、出会わなければ、今の私はありません。

環境を守り未来に資する仕事を続けていくこと。決して派手ではありませんが、確実に必要とされるものです。こうした使命感を持ち続けることで、私自身、そして当社も迷わず進むことができます。これからも社会の未来を見据えた経営を実践し、「五人」の笑顔を広げて参ります。

今野道昭通信:ぶれない判断軸を持つために 使命感②(定期発信vol.211) 

今、ラジオから「衆議院本会議実況中継」が流れています。

高市総理大臣の所信表明演説に対する代表質問とその答弁ですが、到底真心のこもった言霊とは思えません。

「自分が儲かるかどうかでなく、国民のために正しいかどうか」。

代議士さん達の経営哲学を、今一度洗濯してほしいものです。