
広島は6日、被爆から80回目の「原爆の日」を迎えた。広島市の平和記念公園では「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)が開かれ、過去最多となる120カ国・地域の代表者と欧州連合(EU)代表部が参列する見込み。松井一実市長は平和宣言で世界の為政者に対し、対話を通じた信頼関係に基づく安全保障体制の構築を呼びかける。
式典には被爆者や遺族らのほか、石破茂首相、米国のグラス駐日大使が参列する。広島市はこれまで各国・地域の代表に参列を求める招待状を送っていたが、今年は日本と外交ルートのある国・地域全てに式典を開催する案内文を送付する形に変更した。
ウクライナ侵略を理由に2024年まで招待しなかったロシアとベラルーシにも案内を送った。ベラルーシは出席予定。パレスチナ、台湾は初めて参列する。
松井市長は1日、式典で読み上げる平和宣言の骨子を発表した。宣言の冒頭では、生き延びた被爆者の後悔の念や核兵器廃絶をあきらめない被爆者の思いを紹介する。若い世代に対しては、核兵器廃絶への思いを市民社会の総意にするための活動を先導することを促す。
被爆者健康手帳を持つ国内の生存者は3月末で9万9130人で、平均年齢は86.13歳となった。
日本経済新聞
今、8月6日午前8時。式典が始まった。最初に原爆死没者名簿が奉納される。名簿に記載された方々は、今年の方々と合わせて349,246名となったということだ。
「被爆者健康手帳を持つ国内の生存者は3月末で9万9130人」。
80年経った今でも、旭市の人口をはるかに超える9万9130人の被爆者の方々が、後遺症に苦しみながらも生き証人として私たちに訴えている。
8時15分。原爆投下の時間に平和の鐘が鳴らされる。黙祷。
「原爆の日」のことを知らない日本人が70%といった報道もある。日本の今の平和と幸せがどのような犠牲のもとに成り立っているかを、子どもたちに語り継いでいかなくてはならない。危機感を持って。
今日も危険な暑さとゲリラ豪雨が日本列島を襲うのだろう。
80年前に灼熱地獄と黒い雨にみまわれた人たちにおもいをめぐらせる、暑い熱い危険な日だ。