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活動報告

警戒‼【水難事故による死者・行方不明者は816人】

川の事故が増える季節がやってきました。

 兵庫県姫路市で18日、男子中学生1人が川に流され、搬送先の病院で死亡が確認されました。気温が上がり、水場で遊ぶ機会も増えるなか、水難事故が増える恐れがあります。

去年の水難事故は過去最多 背景に気候変動も

 去年2024年に発生した水難事故の件数は1535件、水難者は1753人です。そのうち死者・行方不明者は816人でした。いずれも過去10年で最多です。死者・行方不明者のうち28人が中学生以下で、河川での水遊び中がおよそ6割を占めました。気候変動による夏の長期化で水難事故が多くなっているという見方もあります。

川遊びの注意すべき点 急な増水の危険性も

 他の水遊びと比べて、川では特に注意すべき点がいくつかあります。   ●急な増水  今いる場所が晴れていても、上流で雨が降ると急に増水することがあります。 ●浮き石  浮き石に乗って遊ぶとバランスを崩して転倒する危険性があります。 ●流れの急変  流れが穏やかそうな場所でも、地形や川底の状況によっては複雑な流れが発生していることもあります。川の事故の多くは、穏やかそうな流れの中で発生しています。 ●水と陸の境界が不透明  草で見通しが悪いと、陸地と水面の境目がわかりにくくなっています。 ●中州の水没  中洲で遊んでいるときに増水すると、水没する可能性があります。

もし流されたら! もしものときのチェックポイント

 子どもの水難事故を防ぐためには、子ども1人で水遊びをさせず、危険な場所を把握して目を離さないようにすることが重要です。流されないよう、大人があらかじめ子どもの下流側に立っておくようにすることも大事です。もし流されてしまったら、次のことを心掛けてください。 ・立とうとしない ・元いた場所に戻ろうとしない ・流れの穏やかな場所へ。

ABCニュース:2025.6.19