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活動報告

勇気のビーズ
協和キリン株式会社HPより

病気と闘っている子ども達がいる。

戦いを止めない大人たちがいる。

闘っている子ども達の勇気を称えよう。

戦いを止める勇気を持とう。

「その大きいのは骨髄移植したとき」「顔の形のビーズは髪が抜けたとき」

無数に連なる、色とりどりのビーズの束は、ずっしりと手応えがあった。骨髄移植の拒絶反応に苦しんだ日々も、同じ病棟の友だちとゲームやおしゃべりをした楽しい思い出も、一つ一つに詰まっている。

大阪市の北東紗輝(さき)さん(22)は、小児がんと闘い続けてきた。3歳で脳腫瘍(のうしゅよう)が発覚。摘出したものの翌年に再発し、抗がん剤治療を受けた。小学3年生だった9歳の時には、急性骨髄性白血病を発症。1年3カ月の入院生活で2度の骨髄移植を受けた。ビーズをつなぎ始めたのは、その頃だ。仲の良かった臨床心理士からの勧めだった。


ビーズつなぎは、「ビーズ・オブ・カレッジ」プログラムと呼ばれ、アメリカの元看護師が考案した。闘病する子どもたちの治療過程を記録し、勇気や頑張りをたたえるもので、導入を進める認定NPO法人「シャイン・オン・キッズ」によると、日本国内では病院を含めた29施設で実施している。

朝日新聞デジタル