「政治の知恵」に期待したい
物価高や賃金、雇用など身近な課題に既存の政治が十分対応できず、有権者がノーを突きつける構図に加えて、政治資金のずさんな管理が物価高に耐える国民の不満を増幅した。それが、今回の総選挙の結果となった。
今回の低投票率と、与党の過半数割れを、辛くも選ばれた方々は重く受け止め、早急に政治課題に取り組んでほしいと有権者は願っている。
与野党が伯仲するのは、政治のありかたとして悪いことではない。中道保守の第1党と第2党が熟議を通じ、重要課題を解決するのは政治の一つの知恵である。
日本経済新聞 社説:2024.10.28