夢中な人
分野の違う偉人二人。まさにSky is the limit。
〖その1〗松井栄一
小学館が「日本国語大辞典」の改訂作業に取り組み、まず2032年のデジタル公開「第3版」をめざすそうだ。
▼「日本国語大辞典」(日国)は戦前の「大日本国語辞典」の編者、松井簡治の孫で、6年前に亡くなった栄一氏が編集に生涯をかけた。著書「50万語を編む」によれば、教職を辞して辞書作りに打ち込んでいたが「心の中では『もっと時間を!』とつぶやく」日々だったという。気の遠くなるような労苦。いま、それを受け継ぐ人たちがある。
日本経済新聞 春秋 2024.8.11
〖その2〗北口榛花
「五輪の金メダルを取ったら満足できるものなのかなと思っていたけど、65㍍では満足できない。夢の中では70㍍を投げていたので、次はかなえられるように頑張りたい」とやり投げの北口。
読売新聞 2024.8.12