「強欲」な企業がもたらす「強欲インフレ」‼
国内起因のインフレ(物価上昇)分は、働き手にほとんど回らず――。2023年度の国内総生産(GDP)の分析から、そんな実態が浮き彫りになった。欧米ではコスト高以上の値上げをして利益を上げる企業行動は「強欲インフレ」と批判される事態に。専門家には「日本も同様の状態だ」との見方もある。
朝日新聞デジタル
過去最高の上昇率となった23年度のデフレーターは、その多くを企業収益の伸びが占めた。働き手の賃上げ分がデフレーターの上昇に占める割合はわずか8%で、22年度の割合(52%)と比べても、大きく下がった。
23年度のこうした国内の状態について、「強欲インフレ」の可能性を指摘する声もある。
まさに「強欲」とはよく言ったものだ。
安い賃金で働かされて、高い商品を買わされて、どうしていつもいつも国民という労働者は搾取され続けるのか。
企業って何のために利益をむさぼるのか、強欲に。内部留保を増やすために腐心するのか、強欲に。社会と共存するという企業倫理を忘れ、強欲に走る企業がこの国を亡ぼす。