国家社会の大任
すなわち細事にあくせくして、大局を観るの眼なく、あまりに小悧巧な青年が殖えて来るように思われる。かくては胃が消化力を失うと等しく、生々の気力が衰亡する。社会はこの小悧巧な青年によって食傷病に罹らんとしている。青年たる者、すべからく眼を大所、高所に放ち、国家社会の大任を負わねばならない。
青淵6月号『渋沢栄一訓言集』より
「すべからく眼を大所、高所にはなち、国家社会の大任を負う」青年をどれだけたくさん育てられるか。それがこのまちの、この国の未来を左右する。
私たち世代にかかっている、大きな責任です。