春の疾風をさまりし
春の疾風をさまりし朝
佐藤恵美子『野の鳥と共に』
しばし聞く雉鳩の声くぐもる声を
今朝の農業新聞の「名歌と名句」より。
昨日までの疾風怒涛の統一地方選挙から一夜明けて、この選句にうなったのは私だけではないと思います。
長い選挙でした。
立候補された方々と応援する方々、苦労が報われた方、もう一歩届かなかった方、色んな思いで朝を迎えられたことでしょう。
あのくぐもるような声がどこかから低く聞こえてくる。その声とともに、風でとぎれてしまった時間が再びゆっくり流れ始める。