魚の釣り方
老子の格言で、『授人以魚 不如授人以漁』という言葉があります。
「人に魚を与えると1日で食べてしまう。しかし人に釣りを教えれば生涯食べていく事が出来る」という意味の言葉です。
お腹を空かした人に魚を与える事は、空腹を満たすための一時的な手段。それでは、その人は空腹になる度に魚をもらい続けなければならないし、もらい続ける癖がついてしまう。
これに対し、釣りの道具を与えて魚の釣り方を教え、それを身に付けてもらえば、空腹になっても自らの力で魚を捕まえて食べられるようになります。
逆に、魚をもらい続ける癖がついた人が増えると、そのまち、その国の将来はとても危ういものになるでしょう。