天晴(あっぱれ)!
100歳まで、こういう気持ちで仕事をして生きていらしたのだと思うと、「天晴」以外の言葉が見つからない。
あっぱれ
感動するほど優れているさま。見事なさま。賞賛する時に発する語。あっぱれは「哀れ(あわれ)」と同源で、感動詞「あはれ」が促音化した語である。
「あはれ」は感動語「あは」に接尾語の「れ」が付いたもので、喜びも悲しみも含めて、心の底から湧き出る感情の全てを表す語であった。
中世以降、賞賛の意味を込めて言う時は、促音化した「あっぱれ」が用いられ、「あはれ(あわれ)」が「嘆賞」「悲哀」などの感情を表す言葉となった。あっぱれを漢字で「天晴れ」と書くのは、意味や音から連想された当て字で、語源との関係はない。
語源由来辞典
また、あっぱれの漢字には、「天晴れ」の他に「遖」という国字もある。
国字の「遖」は、南が太陽の光を受けて明るく見事であることを表した会意文字で、「天晴」を一字で表したような漢字である。
ただし、一般には滅多に使われていない。