「手」
34歳の高村光太郎の手をモデルにし制作されたブロンズ像がこちらの「手」です。貧乏暮しだったためにモデルを雇う余裕がなく、自身をモデルにしたそうです。普通の男性よりも一回り大きく、厚い筋肉に覆われ、反り返った親指が特徴的で、全体的に不思議な形をしています。
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「これ私の父の手です」と差し出された携帯の中の「手」に、高村光太郎の「手」が思い浮かぶ。力強い意志を持つ「手」。
お父さんの「手」を写真に収めた彼女。
半世紀以上も田畑を耕し、家族を養ってきた「手」。大地が染み込み、節くれだって、ごつごつと岩のように堅い「手」。
「手」は口ほどにものを言う。