スタグフレーション
スタグフレーションとは、景気が後退していく中でインフレーション(インフレ、物価上昇)が同時進行する現象のこと。この名称は、景気停滞を意味する「スタグネーション(Stagnation)」と「インフレーション(Iinflation)」の合成語。通常、景気の停滞は、需要が落ち込むことからデフレ(物価下落)要因となりますが、原油価格の高騰など、原材料や素材関連の価格上昇などによって不景気の中でも物価が上昇することがあります。これが、スタグフレーション。景気後退で賃金が上がらないにもかかわらず物価が上昇する状況は、生活者にとって極めて厳しい経済状況で、1970年代のオイルショック後にこの状態となっていました。
17日の東京外国為替市場で円相場は1ドル=114円台後半まで円安・ドル高が進んだ。2017年3月以来、4年8カ月ぶりの水準となる。原油価格の上昇で日本の貿易収支が悪化するとの見方も、実需面の円安圧力として意識されている。
日本経済新聞
さらに今日のニュースで、燃料価格高騰の抑制のため、石油元売り業者へ原資となる資金を支給する対策を政府が検討中ということ。しかし、「その効果には懐疑的な見方が出ており、小売りの現場に混乱を招く恐れがある」、とも。