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活動報告

総選挙記事の陰に
日本経済新聞:2026.2.2

総選挙一色の紙面の陰に、ひっそりと小さな枠で、人生を終わらせてしまった子どもたちのことが「最多」などと書かれている。

全年代の自殺者数は減っているのに、子どもたちは「最多」。

今選挙戦を戦っている候補者たちは、このことをどう思っているのだろうか。子どもたちが生きづらい日本になっていることをどう思っているのだろうか。自分が代議士になる事だけに腐心しているようにみえる候補者のなんと多いことか。

日本の未来のために、子どもたちのために、本当に力を尽くしているかどうか。

口先だけではないか。選挙の時だけではないか。自問してほしい。

私たち有権者も、雄弁な役者の劇場に引きずり込まれることなく、しかっり判断をしたいものだ。

私たち日本の「宝」のために。

その詩は「さくら」と題するものの、四季のすべてが登場している。作者は当時小学1年生、女子児童のようだ◆<さくらまつりって/すぐおわっちゃうね/はっぱまつりになって/おちばまつり/えだまつり/そしてまたさくらまつりだね/そのときは/もう/2ねんせい>(本紙「こどもの詩」精選集『こころのねっこ』中央公論新社)。桜の木に春夏秋冬、4回の祭りを見ている◆小中高と過ごせば4×12で48回。そこまで行けなかった命の数が発表された。…この記事を書きながら、冷たい数字のかたまりにしてしまうことが苦しくてしかたない。一人ひとりに救えたにちがいない人生があっただろう。…死の淵に追い込まれたとき、たとえ道ですれ違う人でもいいから「助けて」と声をかけてほしかった◆先の詩は冬の桜の枝を楽しく語っている。苦しい時の生き方を教えてくれる人が必ずどこかにいるはずだ。

読売新聞 編集手帳:2026.1.30