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活動報告

日曜日に出会った女性二人
読売新聞2025.6.22

やっぱり、新聞はいい。特に日曜の新聞はいい。

慌ただしい平日とは違って、こちらにも気持ちの余裕があるから、活字を楽しむことができる。

活字はいい。この歳になって初めて目にする字でも、感激を持って受け入れられる(ネットだと誤字じゃないのかなんて疑ったりして)。つまり、信頼感があるのよね、活字には。

今日は、紙面で二人の女性に出会った。

高村薫さん 小説家

“定家と巡る幽明のあわい”をテーマに、時空を超える音と響きに包まれた、不思議な読み心地の小説「墳墓記」を執筆。主人公は末期の夢で自分を縛るものを知り、解放される。「いい死に方だと思いません?」。自身もまた自由。「目の前に来たものは何でも捕まえる。新しいことをやっていたい」と涼やかに語る。

よみうり堂 著者来店 西田朋子

山口有紗さん 児童精神科医

例えつらい思いをしたとしても、子どもたちが信頼できる誰かとつながる安心感の中で傷を癒し、豊かに育っていけるよう願っています。そのためには、子どもたちの声を本当の意味で「聴く」ことが必要です。子どもに関わる全ての人々がつながり、学び合うことで、一人でも多くの子どもの声を聴ける世界を、子どもたちと共に作っていきたいと思います。

あすへの考 【児童・生徒どう寄り添う】

【あわい】定義

  • 物と物のあいだ。また,あいだの距離。ま。”下町の雑沓する巷と巷のあわいに挟まりながら / 秘密潤一郎”
  • 時間と時間とのあいだ。時間的隔たり。”帝相崩之下に四十年ばかりあわいがありて / 史記抄2″
  • 人と人の間柄。相互の関係。”珍しげなきあわいに世の人も思ひ言ふべき事 / 源氏物語乙女”
  • 色の取り合わせ。配色。”山吹・紅梅・薄朽葉,あわいよからず / 堤中納言物語貝あはせ”
  • おり。形勢。”あわい悪しかりければ引くは常の習なり / 平家物語11″