燕の話しをしよう

今朝、軒下に足しげく通う燕を発見。
今年も来たんだね。ようこそ。
燕を見ると、必ず思い出すのが「幸福の王子」。
町の中心部に高く聳え立つ自我を持った王子像が、あちこちを飛び回って様々な話をしてくれるツバメと共に、苦労や悲しみの中にある人々のために博愛の心で自分の持っている宝石や自分の体を覆っている金箔を分け与えていくという自己犠牲の物語です。最後は、宝石もなくなり金箔の剥がれたみすぼらしい姿になった王子と、一刻も早く南に渡っていくべきと後ろ髪を引かれながらも、やがて王子像と運命を共に過ごす覚悟を決めたツバメ。 涙なしには読めない、オスカー・ワイルドの作品です。
来週の健康体操の時に、皆さんに読んでみようかな。でも、涙なしに読めるかな。