もはや「絶滅危惧種」の日本人…経済も人口も危機、どうすればいいのか
〈マーケットが縮小する以上、GDPや売上高が減るのは仕方ない。それをカバーするには、製品やサービス1つあたりの収益性を高めることだ。「薄利多売」から「厚利少売」(販売する商品数を少なく抑える分、利益率を大きくして利益を増やすビジネスモデル)へのシフトである。〉
〈国内マーケットの縮小が止まらない以上、数量を稼がないと利益が上がらないというビジネスは続かない。「よりよいものを、より安く」という美徳は素晴らしいが、人口減少社会には合わないのである。消費者も含めて「よりよいものは、それ相応の価格で」と意識を変えていかなければならない。〉(『未来の年表 業界大変化』より)
日本企業は、日本の消費者は、「よりよいものを、より安く」「薄利多売」から卒業できるだろうか。
常識や既存の価値観を捨てられるかどうかが、日本の未来を大きく左右している。
現代ビジネス
「瀬戸際」から脱却するには、「よりよいものは、それ相応の価格で」と意識を変えていかなくてはならないのは分かるが、この物価高でそれ相応の値段を支払っていくことができるのだろうか、と庶民は思う。