トイレトラック導入続々
去年1月の能登半島地震の被災地では、断水や停電によるトイレ不足が問題となり、タンクで給水できる水洗トイレを備えたトラックやトレーラーが各地から派遣され、活用されました。
こうした中、目黒区は首都直下地震などに備え、新年度、トイレトラック1台を新たに導入する方針を決めました。
トラックには車いすの人も使用できる多機能トイレ1つを含めた、5つの洋式トイレや、発電用の太陽光パネルなどが備えられ、タンクが満水の状態で950回から1300回ほど、使用可能だということです。
NHK 2025.2.1.
目黒区は、区民からの寄付を活用し、導入に必要な費用、2600万円あまりをまかなうということです。
トイレトラックは都内ではすでに調布市で導入されていて、品川区でも近く導入される予定です。
目黒区は、こうした車を持つ自治体が災害時に互いに派遣し合うプロジェクトにも参加することにしています。
温かい食事と快適な寝床と水洗トイレは、避難所に不可欠な要素です。
自然災害だけでなく、今回のような下水道管の劣化による陥没事故災害等に備えて、全ての自治体がトイレトラックを導入するべきです。