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活動報告

越冬するバッタ

ツチイナゴPatanga japonica

他のバッタとは違う特徴が多い。体長は4 – 5cmほどで、成虫の体型はトノサマバッタに似るが、体色は褐色で、背中の真ん中に白っぽい線があり、複眼の下に黒っぽい線がある。また、全身に細かい毛が生えている。食べる植物はイネ科植物ではなく、クズやカナムグラなどの葉の広い植物で、それらの植物が生えている草丈の高い茂みによく生息する。他のバッタは卵で越冬するが、ツチイナゴは成虫で越冬する。

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この歳まで、成虫で越冬するバッタがいることを知らなかった。

その名も「ツチイナゴ」。

今朝うちの玄関で、「ああ、きみも温暖化の産物なのかぁ」などと声をかけてしまったけど、無知なだけだった。

それにしても、なぜツチイナゴだけが成虫で越冬するのだろう。他のバッタは卵で越冬するのに。

「自然って本当にすごい」。感嘆。