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活動報告

「絵本の日」に推しの絵本
宇宙 そのひろがりをしろう
「宇宙」‐その広がりを知ろう‐加古里子 

この加古里子さんの『宇宙‐その広がりを知ろう‐』という絵本を、毎年、保育園の卒園式での記念品にしていました。最初のページに登場するのは、蚤。ページを捲る毎に、登場人物(物体)の重量が増したり、スピード感が増したり。目線は、だんだん地面から離れて、大気圏をも抜けていきます。最後は宇宙の果まできて、地球なんか見えなくなります。何億光年先まで、加古里子さんの絵と文章が誘っていくのです。

「あなたがその存在を小さい塵だと考えるか、或は無限の可能性を感じるかは、あなた次第」。加古里子さんの人間観、地球観、宇宙観を、膝の子どもから大人まで、しみじみ感じる事のできる絵本です。

今、地球上で戦争を強いている為政者、人を傷つけたり陥れようとしている犯罪者、憎しみあっている人たちに、是非、読んでもらいたい絵本です。

そして、子ども達と「宇宙」について語り合ってほしいと、心から思います。

絵本の日

日本において、戦後、“絵本”に関する基本的な考え方を最初に示し、その後の絵本の世界に大きな影響を与えた瀬田貞二さんの『絵本論』(福音館書店刊)。こちらの『絵本論』が1985年11月30日に発行されたことにちなんで、民間図書館「絵本と図鑑の親子ライブラリービブリオ」が、毎年11月30日を「絵本の日」に制定しました(日本記念日協会によって2012年に認定)。