メニュー
Information

活動報告

谷川俊太郎と「鉄腕アトム」
虫よけスプレー【デング熱対策に!】鉄腕アトムのアロマミストガード

教科書に載っていたのをきっかけに、18日に亡くなった谷川俊太郎の詩を少し読んだ記憶が蘇る。

しかし、今の今まで「鉄腕アトム」の主題歌執筆は知らなかった。

以下、谷川俊太郎執筆になった経緯。宇宙的な偶然に鳥肌がたった。

手塚治虫:

「昨夜のパーティーで、宇宙とひとり向き合う少年の心を、みずみずしく表現した『二〇億光年の孤独』という詩集と、詩語がとても新鮮な『六十二のソネット』を出している谷川俊太郎さんという方にお会いしたのです。さっそくお話して、主題歌の作詞を依頼しました。電話がありますから、よろしくお願いします」

谷川俊太郎:


私の作詩した歌の中で、こんなに愛された歌は他にありません。
〈略〉
実を言うと、「ラララ」は窮余の一策でした。ところがカラオケなどで皆が歌うと、思いがけずそのラララが生きるのです。歌は言葉の意味だけではないと学んだことも、アトムの歌からです。

『鉄腕アトム』~日本で最初のアニメソングを詩人の谷川俊太郎が手がけることになった理由
2019.11.16 佐藤 剛

「こころやさし ラララ 科学の子」

手塚治虫作品は、遥か未来を予見したものが多い。

今日の新聞の1面には、AIによる偽動画や偽情報が欧州のウクライナ支援を止めさせるために流されている、とあった。

AIも科学の子だろうに、「こころやさし」く人類の平和のためだけに貢献してくれるものにはなれないのだろうか。

地球上の科学者の良心に、「鉄腕アトム」の主題歌をかみしめてもらいたい。

谷川俊太郎

1931年、哲学者・谷川徹三の一人息子として生まれた。東京都立豊多摩高在学中に書きためた詩のノートを父親が三好達治に見せたのがきっかけで、20歳の時、「二十億光年の孤独」を出版した。大岡信、茨木のり子らと詩誌「 櫂(かい) 」に参加。「六十二のソネット」「愛について」など次々と詩集を発表した。

 アニメ「鉄腕アトム」の主題歌をはじめ、ラジオドラマのシナリオや戯曲も執筆。英国の伝承童謡の訳詩集「マザー・グースのうた」(日本翻訳文化賞)や、「ことばあそびうた」「わらべうた」など、ひらがなを使った子供向けの詩も多く手がけた。

 また、犬のスヌーピーが登場する米国の人気漫画「ピーナッツ」シリーズの翻訳を続け、「朝のリレー」が国語教科書やテレビCMに採用されるなど、幅広い活動で知られた。

読売新聞