介護の日:老後の安心はいかに
今日は、「いい日、いい日は介護の日」というスローガンから、11月11日「介護の日」なのだそうだ。
高齢化などにより介護が必要な方々が増加している一方、介護にまつわる課題は多様化しています。こうした中、多くの方々に介護を身近なものとしてとらえていただくとともに、それぞれの立場で介護を考え、関わっていただくことが必要となっています。介護についての理解と認識を深め、介護サービス利用者及びその家族、介護従事者等を支援するとともに、これらの人たちを取り巻く地域社会における支え合いや交流を促進する観点から、高齢者や障害者等に対する介護に関し、国民への啓発を重点的に実施する日を設定することとしました。
厚生労働省HP
「国民への啓発を重点的に実施する日」。国民の認知度はいかに。
誰でも老後は安心して暮らしたい。経験したことのない超高齢社会に差しかかり、介護の行方が気にかかる▼いろいろなデータが厳しい現実を突き付ける。本年2月末で要介護(要支援)認定者は、700万人を超えた。<中略>40年には1000万人に近づく。公的保険で十分な支援を受けられるだろうか▼少子化に加え、晩婚や未婚の増加が追い打ちをかける。「老老介護」の世帯が増え、家族の世話で仕事を辞める「介護離職」も増えてきた。総務省の調査では、年間10万6000人(22年)もの人が職場を去った。
日本農業新聞 四季:2024.11.10
「20年も前からこうなることはわかっていたのに」と、健康体操の先生は憤る。「国はいったい何をやってきたのか」。「どうやったら安心して老後を過ごせるのか」。全くの同感。
首相指名選挙が行われた日。介護の日。不安を確信した日。