日本の若者
昨夜の花火大会の喧騒から一夜明けた飯岡ビーチラインは、日曜日とは思えないほどの静けさ。
と、視界を横切る「日本一周」の桃太郎旗。
なんと歩いて日本全国を旅しているという若者。
北は稚内から四国のお遍路まで、まさに日本全国津々浦々ひとり旅。
今夜は白子町でテントを張る予定とか。
「人間は考える葦である」とパスカルは言った。
「人は足で考える」と私は思う。
学校までの往復一時間以上を毎日歩いていた。地球が自分のために回っているわけではないことを、歩きながら知ったような気がする。
「日常生活で身体を使う生活を取り戻した方がいい」、「身体は動くことが前提にできている」と養老孟子先生はおっしゃる。「一歩歩くごとに見える景色が変わる」とも。
日本の若者よ、まず歩こう。
ゲームとスマホをちょっと離して、一歩を踏み出してみよう。
「行ってきます!」と元気に手を振る彼のように。