学力テストとSNSの関係
パリ・オリンピックで日本人選手の「ゴールドラッシュ」の隣に、衝撃の記事が載った。
全国学力テストで中学3年国語が、過去最低の正答率ということだ。
長文を「読む」ことができなくなっている。「必要な情報を読み取る力」がない子どもが多いということ。
また、同時に行われた調査の結果で、SNSなどの利用時間が長いほど平均正答率が低下する傾向が浮かんだ。
SNSなどの利用が多い生徒は、学習時間が短くなり、就寝時間も乱れる。当然勉強ができないわけで、結果が学力テストに反映される。
動画やYouTubeで映像垂れ流しの中で、子どもは何を読み取るのか。活字を読むことで、文脈や行間を読み取り、想像力をはたらかせ、書き手の真意をくみ取っていくのではないか。
「SNS利用に一定の歯止めをかけることも必要」と文科省がコメントしているが、ぜひとも早急に手を打っていただきたい。
国語も読み取れない日本人では、世界という舞台に出るには相当心もとない。