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活動報告

被災地の「最大限の住まいと住まい方」
工学専攻(社会工学領域)/高度防災工学研究センターの北川啓介教授が、輪島市と連携して、本学にて研究開発した屋内用インスタントハウス10棟を輪島中学校の避難所に届けました。

・小学生でもあっという間に組み立て可能
・被災者のご要望にあわせて平面形状が極めて自由
・ハウスとハウスを連結も可能
・天井がついていて内部温度を調整可能
・扉と窓がついていて光環境を調整可能
・密閉すると遮音性も極めて高い
・非日常だけでなく日常でも活用しやすい
・工場での加工が極めて短期かつ簡単(=極めて安価)

家が全壊してしまった幼稚園児のお子さんがお母さんに、「おうちができた!」と大きな声で話した時は、さすがに私も体育館の外に走って号泣しました。
夜になってからも、体育館の隣の校舎の一階と二階、武道場などに合計10棟の屋内用インスタントハウスをお届けいたしました。
被災されて心身ともに疲弊されているからこそ、最低限の復旧と復興だけでなく最大限の住まいと住まい方となりますよう、建築学の専門家のひとりとして最大限に尽力してまいります。

名古屋工業大学:北川啓介教授

地震による被害が甚大な石川県では、6日から続く雨が今日は夕方から雪に変わっているそうです。避難生活を余儀なくされている方たちが、暖が取れて心が休まる空間が少しでも多く出来ればと思います。