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活動報告

ここにも「バカの壁」
養老孟司の「バカの壁」はここにもあった

「おなかを下してしまうので給食の牛乳は出さないようにお願いしたのだけれど、毎食出てきて、毎日それを手洗いに流して捨てるのが子どもの仕事になっている」と保護者の方から。

フードロスを自ら生み出さなくてはならない子ども。毎日手洗い場に立ちどんな面持ちでやっているのだろう。想像しただけで胸が痛みます。

「一食のメニューの中に、必要な栄養やカロリーが計算されているので、牛乳を出さないわけにはいきません」というのが、学校側の言い分です。もっと飲みたい子にあげてもだめ、給食代に入っているから絶対に出します。個別に給食代から牛乳代を引くのはめんどくさいじゃないですか。捨てるしかないですね。回答のまま保護者に伝えました。

「食育」とはいったい、、。

フードロスを助長する、捨てる時の罪悪感に苦しむ、大人の理不尽さを見せつけているようなものだと抗議してはみたものの、そこには明らかに「バカの壁」が立ちはだかっていました。

「バカの壁」には打つ手がないものなのか。

続く